過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/08/06(土) 06:29:05.15 ID:B6OA/wLDO
おぉ!核心くるかぁ!?

ともあれ乙!!!!!


177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/09(火) 23:59:49.56 ID:0D24R2T7o
 投下します


178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:01:20.67 ID:IlYow/uGo

 かたん、と金属音が響き、全員が一斉にその音の出所を見すえる。

 滑るように開いたドアの向こうからみなみちゃんが、寝巻きだろうか、動きやすそうなジャージ姿で現れた。
ほんのりと上気したまっ白な肌と、色気のかけらもない服装のミスマッチがなんだかとても愛らしい。
以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:02:55.10 ID:IlYow/uGo

「あの……あ、かがみさん……大丈夫ですか?」
「あ、私? えっと、うん、大丈夫。ありがとう、みなみちゃん」
「いえ、そんな……あの、私もご一緒したほうがいいですか?」

以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:05:12.33 ID:IlYow/uGo

「……さて、と。そんじゃ続き始めっかー」

 一人言のようにつぶやき、日下部は体を伸ばして腰の骨をゴキゴキと鳴らした。
しかし、何気なく振る舞う彼女の顔には、くっきりと憂鬱の陰が落ちている。
以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:06:31.73 ID:IlYow/uGo

 茶化すような笑いを打ち消して、日下部はみゆきに疑うような鋭い視線を投げつける。

「……いいのか?」

以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:08:56.46 ID:IlYow/uGo

「わりい! そんじゃメガネちゃんあとよろしく!」

 彼女はカバンから手早く着替えを取り出して、浴室へ、さきほどみなみちゃんが開いたドアをくぐっていった。
それと同時に峰岸が立ち上がり、ちょっとごめん、と一言残して同じドアの向こうへと消えていく。
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:11:45.57 ID:IlYow/uGo

 つかさのそんな姿を見るのは初めてかもしれない。

 つかさをそうさせるもの、私はこれからその深淵に乗り出そうとしている。
つかさを変え、日下部を退かせ、そしてみんなを苦しめている現実。
以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:12:25.48 ID:IlYow/uGo


 …………




185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/10(水) 00:14:09.30 ID:IlYow/uGo

 蛇口を力いっぱい下ろすと、シャワーから痛いくらいお湯が吐き出される。
頭から被ってしまえば、何も見えないし聞こえるのは水が肌にぶつかる音だけ。

 身震いと共に嘆息が漏れる。
以下略



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