過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:33:52.39 ID:wGCdZCC0o


「……私はね、柊ちゃん」

 意外にも、話の口火を切ったのは峰岸だった。

「逃げたほうがいいって思う。だって、留まっても助けが来る保証なんてないし……何より、ここを守るなんてきっと、無理だと思うの」

 明瞭な声には、彼女の考えの強固さが現れていた。
しかしそこから急にトーンを落として、弱気な言葉を繋ぐ。

「……でもね、それが難しいってこともわかってるの……中途半端でごめんね。 ……柊ちゃん。外の様子、聞いてないよね?」
「……うん」
「そうだよね……玄関の扉の横に大きな窓があったの、覚えてる?」



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