過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/18(木) 01:36:43.76 ID:wGCdZCC0o
「……とにかく、逃げるのは厳しいってわけね……」
その結論に返事は返ってこない、それが何よりの答だった。
そこら中にあいつらがいる状況で、車まで辿りつくことは不可能だろう。
それに、たとえそこまで行けたとしても、この街から逃げ出せる気もしない。
「……しっかし、引きこもってんのもなあ……ぶっちゃけ、あっちが本気出しゃいつでも…
…あー、扉なんて破られちまいそうだしな」
ぼやくような日下部の言葉を誰も否定できない。
そう、私達がこうして無事でいられるのは、ほとんどあいつらの、いや、『あいつ』の知るよしもない意図のせいなのだろう。
『あいつ』がその気になれば、いつだって私達は……殺されてしまう。
そんな薄氷の上にいつまでも立ってはいられないが、現状ではまるで打つ手がない。
思考が滞り会議も行き詰まろうとした、その時だった。
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