過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
↓ 1- 覧 板 20
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/26(金) 01:15:52.08 ID:T98CVpPDo
なんだろう。
仮眠室の扉の向こう側、従業員室から何か聞こえる。
室内を埋めているみんなの寝息の隙間から、確かに物音が私の耳に届いている。
扉の開閉、水の流れる音、誰かが歩き回る気配。
どうやら、私を起こしたのは習慣だけではないらしい。
眠るみんなを起こさないよう、細心の注意を払って二段ベッドから降りる。
梯子の軋む音が、耳につく。
不意に下段ベッドのつかさが、うん、と寝息をもらした。
梯子の中途で体を固めて、目を覚ましてはいないか、暗闇の中で気配に耳を澄ませる。
すぐに幸せそうな、聞いてるこっちまで心地良くなる寝息が聞こえ始めたので、私はカーペットに足を降ろした。
324Res/151.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。