過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/26(金) 01:23:36.84 ID:T98CVpPDo

 扉を開いてすぐに、床にうず高く積った鏡の破片が目についた。
クローゼットのすぐ脇にあるそれは、きっと全身鏡の残骸なのだろう。

 その全身鏡が収まっていたであろう枠から、かすれた赤黒い染みの帯が壁を走っていた。
私の腕よりずっと太いその帯はテレビ台まで走り、台上のポットにぶつかるとそれを塗り潰していた。
ポットの表面が、不自然に陥没している。

 染みはテレビ台を離れると、部屋の中心に溜まった。



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