過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:34:34.66 ID:JcSAnYVQo
これが、わずか10秒ほどで行なわれた、その変身についての印象。
それは悪夢。
275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:36:32.00 ID:JcSAnYVQo
『それ』は、ゆたかちゃんの姿からこなたの姿へと変わり身を遂げた。
今、私の目の前にはこなたの形をした『それ』がいる。
「さあさかがみん、これでわかっていただけたかねー」
276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:41:32.35 ID:JcSAnYVQo
「かーがみん。おーい……かがみんやーい」
「……反則よ」
「え、何? もっかい言って?」
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2011/09/07(水) 03:41:59.78 ID:JcSAnYVQo
「王子様は今、お姫様を助けに向かってるよ」
そんなことを言いながら、それは再び体を溶かし変質させていく。
ただ、今度のそれは肩から腰までに限られていた。
278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:44:16.66 ID:JcSAnYVQo
「……そうやってみなみちゃんを連れ出したってわけ?」
「そゆこと。さすがにもっとちゃんとやったけどねー」
ゆたかちゃんの体が溶けて、こなたの体に吸収されていく。
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2011/09/07(水) 03:47:10.00 ID:JcSAnYVQo
「ま、そーゆーわけで……みんなには、私とゲームしてもらおうと思って」
「……ゲーム?」
「そ、ゲーム。私とみんな、学校にいるみなみちゃんに辿りついたほうが勝ち、簡単でしょ?」
280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:47:52.25 ID:JcSAnYVQo
「あ、今もそうだけど競争中はジャマは引っ込めとくから、安心してくれていーよ!」
「……邪魔というのは、あなたが引き連れているあの生物達のことですか?」
281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:50:06.50 ID:JcSAnYVQo
「そうだよみゆきさん、他にも質問ある?」
「学校というのは中央通りの第一小学校のことですか?」
「あー、そっちじゃなくて公園通りの中学!」
「では、みなみさんに学校のどこに行くように伝えましたか?」
282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:51:48.52 ID:JcSAnYVQo
『それ』が首を傾げる様子を見て、みゆきが言葉を続ける。
「……例えば、こうしている間にあなたは、その便利なお体を分裂させて、ゆたかさんの姿でみなみさんに迫っているとか……
もっと単純に、お仲間に先回りさせているとか、色々と考えてしまうのですが……」
283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/09/07(水) 03:54:12.94 ID:JcSAnYVQo
「ぶっちゃけ私、そんな器用なことはできないんだよねえ」
ぼんやりと話しながら、『それ』が右手の親指をちぎり取る。
驚く暇も与えずに、『それ』はちぎった部分をテーブルに放り投げた。
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