過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
1- 20
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:24:23.57 ID:5blvEuBDo

 ゆっくりと外に出て辺りを見回し、車の鍵を閉める。
8月だというのに、ここの気候は半袖では肌寒いくらいだ。
標高のせいか霧のせいか……なんとなく、後者だとは思うのだけれど。

 それに、ただ寒いとかそれだけじゃなくて……なんて言えばいいのか。
それこそ、この霧が体内に入り込んできて体温を奪っていっているような、そんなバカげた空想さえ喚起させる。

 事務所には、やはり十秒程度で到着した。
ガラス張りの事務所内部にはこうこうと明かりが灯っていて、純白の内壁に反射する光がまぶしく感じられる。

 しかし、本来ならば必ず誰かいるはずのそこにも人の姿はない。
そして、日下部の姿もそこにはなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
324Res/151.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice