過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/22(金) 01:42:28.31 ID:5blvEuBDo


「なんだよ、二人とも車で待ってんじゃねーの? びっくりすんじゃんよー」


 事も無げに扉を開いて私達を飛び上がらせたヤツ、日下部が事務所に入ってくる。

「……もう! こっちが言いたいわよ……あんた今まで何してたの?」
「はは、わりーわりー。なんかここも誰もいねーし、裏とかどーかなって思ったんだけどよー、
やっぱ誰もいねーんだよな……どうなってんだろーな」

 不思議がるような、ちょっと腹を立てたような口調で説明をつなぐ。

「ちゃんと二人にも連絡しようとしたんだぜ?
けどさっきから携帯がずっと圏外でよー……柊のどうなってる?」
「え? 別に普通じゃ……」


 驚いた。
あんな獣道みたいな山林の中でも三本立っていた電波が圏外になっている。

 一体、どうしたことだろう。

「ホントだ、私のも……峰岸のは大丈ぶ……」



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