過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/25(月) 20:46:18.13 ID:eOZTErzJo

 黄銅色の呼び鈴を鳴らしてみても、フロント奥のドアから従業員が姿を現す出すことはない。
玄関でしたより大きな声をあげてみても、答える人は誰もいない。

 展望レストラン、大浴場、温水プール……パンフレットで目にしたあらゆる空間の画が、
不気味な静寂を伴って頭の中を巡っていた。
人間が消えただけでこんなにも摩訶不思議な空間が出来上がるんだと、つまらない感心が先立ってしまう。

 それは逃避だって、よくわかってる。
それでもこの夢みたいな現実の中で、頭が出した答を心が認めたくないらしい。

 つまり、非常事態だと。


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