過去ログ - かがみ達は深い霧に囚われたようです
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/31(日) 00:11:51.61 ID:xm2Rv5pmo

 部屋は広い和室で、305号室と全く同じ構造のようだった。
ドア横に不自然に積まれたテーブルや冷蔵庫の脇をすり抜け、部屋の中心へ進んでいく。

 ゆたかちゃんは布団も乱さず眠っていて、
寝込んでいるというよりは昼寝をしているといった様子なのだが、半日近く起きていないらしい。
彼女を起こさないよう注意しつつ、周囲の状況を観察する。

 そこで過ごしていたのだろう、彼女の傍に寄せ集められた布団の山からは、
寝巻き姿の3人が肩を寄せ合っている光景が容易に想像された。

 カーテンがしっかりと閉められた窓からは、外の様子を微塵も窺い知ることはできない。

「みなさん、準備もできましたしこちらへどうぞ」

 みゆきの声を受け振り返ると、円形に6枚の座布団が配置してあり、みゆきとみなみちゃんが既に鎮座している。
二人の気遣いに感謝しつつ、私達もそれぞれ腰を下ろした。



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