過去ログ - 【ポケモンSS】タイトルは決まっている
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32: ◆.Br/vY/Hx.[sage]
2011/07/22(金) 02:37:54.49 ID:lvNVTI/v0
第3話
「待ちなさいよ」

 屋上を去ろうとするジルを呼びとめる。その力の籠った声にジルの耳がピクッと動く。
 フッと小さな息をこぼして「やれやれ」という表情で振り返る。

「どうしたんだい? 秘密を知られたからには俺を生かしておく訳にはいかないって?」

 逆に挑発的な笑みを見せつける!
 右肩に乗ったピカチュウの頭を撫でながら強気な視線で睨み返す。

「授業以外でのポケモンバトルは、教室バトルフィールド内で教員1名以上を引率しての場合のみだよ」
「私は、何も言ってないわよ?」

 言葉でそう言っても明らかに喧嘩を売っているような微笑。
 ベルトから1つのモンスターボールを手に取り、手元で強く握る。

「なるほど、お戯れという訳か」

 鼻で笑った後に首を軽くひねって合図を出す。それをきっかけに肩に乗っているピカチュウが手前に飛び出した。

「ピカピッ!」

 可愛らしい鳴き声と共にシャドーボクシングをするように手で数回ワンツーをして構える。

「見ての通り、俺の手持ちはピカチュウ。 君が、ポケモンを出したら開始。1オン1で軽く遊ぼうか……!」

 ポケモンを出したら開始。ポケモンの入れ替え全般に言える事であるが
 通常ポケモンはボールから出た後にオーナーの指示を聞いて行動に入る。
 数秒、わずか数秒であるがすでに場に出ているポケモンと新たに出ているポケモンではタイムラグが生じる。

(俺のは、素早い雷タイプのピカチュウ。一手目は"でんこうせっか"で行かせてもらうぜ)

 シズクがポケモンを出すのを腕を組んで待っている。その間、頭の中で計画を立てるジル。
 するとシズクは、静かに瞳を閉じて祈るように手に持ってボールを額に近づける。

「ん……? 確か、さっきの模擬戦でもポケモンを出す前にやっていたね。祈ってもバトルは運任せじゃないぜ?」
「行くよ。ミニリュウ」

 ジルに聞こえないほどの声で言葉を漏らす。それと共に瞳を大きく開く。
 手元を離れ宙を舞うモンスターボール、2〜3回ゆるりと回って地に着く。
 開口時の独特な光がボールから溢れ出しポケモンの形を形成して行く……




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