過去ログ - 【ポケモンSS】タイトルは決まっている
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96: ◆.Br/vY/Hx.[sage]
2011/08/10(水) 21:35:37.93 ID:xKkqFnBV0
「ポケモンは2匹、交換制で行こうか!」

 右手に"スーパーボール"を握りジルが所定の位置につく。
 一つ小さく頷いて「あぁ」と言うとノエルもその対面にある所定の位置へとついた。
 すると同時に報道のカメラがその試合を撮影するようにフィールドを囲んだ。

「よし、じゃあ……ルールは2対2の交換制! 試合開始!!」

 教員の合図と共に二人はモンスターボールをフィールドに投げ込んだ。
 ノエルの一匹目のポケモンに誰もが注目する。
 そして、二つのモンスターボールはほぼ同時に開口する!

「エレブーッ!!」
「ニョロッ」

 勢いよく飛び出す2匹のポケモン。
 黄色い体に黒い雷マークを模した模様のある人型、でんげきポケモンのエレブー
 片方はお腹に渦巻き模様のあるおたまポケモン、第一進化のニョロゾである。

ニョロゾ VS エレブー

「やれやれ、相性は最悪のようですね」

 誰の目から見ても分かる相性の差。
 素早さもエレブーの方が少しばかり速そうである。

「一匹目の相性はジャンケンみたいなもんだ……早急に変えてくるんだろ?」
(……だが、奴の主力は間違いなく今回話題の"フリーザー" 飛行タイプなら、この相性の差は変わらねぇ)

 一匹目の顔合わせにギャラリーや報道がざわつく。
 教員も少し不思議そうな顔をしている。


―――

「おかしいですわね?」
「……何が?」

 ルリカが手を口元に添えて少し考えるようにニョロゾを見た。
 全く分からない様子のシズクがルリカに問いかける。

「あの方の切り札が、あの"フリーザー"だとするのなら弱点が被るポケモンを2on2で最初に選ぶなんて……」
「そうなの?……そうだよね」

 頷いて納得するシズク。

「弱点を抑えれる地面タイプか、対になる雷タイプを選んでくると思ったのですが……」

 フリーザーは地面タイプに強い。つまり1匹目を雷タイプにすれば弱点を突かれてもすぐに交換ができる。
 それがルリカの"優等生"としての一般的な考えであった。

「でも……私はニョロゾも分かるな」

 小さく呟いたシズクの一言……瞳を大きく広げ驚いた感じでシズクを見るルリカ。


―――

「エレブー"雷パンチ"だ」
「ブッ」

 電気の帯びた拳で次々とパンチを繰り出すエレブー
 それをギリギリな感じでニョロゾが左右に避けて行く。

「ニョロゾ……"さいみんじゅつ"」

 ニョロゾは頷くが中々行動に出ない。エレブーの一撃を意識して大きく行動出来ない感じである?

「受けるかよ? 少し距離を取って"電気ショック"だ」

 後方に飛んで下がり体中から電気を発生させ投げつけるようにニョロゾに発する。

「"かげぶんしん"」




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