395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/09/18(日) 16:23:12.23 ID:I2Rn+i7W0
回想終了
AYU「それから、私はあなた達が旅立つ5年前くらいにタイムマシンで来てね。いろいろと準備をしてきたわけだよ。例えば……曽我部さんとかね」
梓「……」
AYU「本来の歴史では彼女は何も関わらずに終わるはずだったんだよ。ロケット団もヤマブキシティを占拠するんじゃなくて、シルフカンパニーを占拠するだけでおしまい。当然、伝説のポケモンも使ってこなかった」
澪「おかしいな」
AYU「何が?」
澪「どうして、サッサと人類を滅亡させないんだ?」
たしかに、そうですね。
AYU「それは……私の我侭だよ。私は戦いたかった。ポケモンリーグで優勝した、梓ちゃんとゆいと。それともう一つ、事情があってね。私が力を使うには体内のあるエネルギーが必要でね。普段は自分で賄えるんだけど、人類を滅ぼすほどのエネルギーとなるとね」
梓「……私が必要ということですか」
AYU「そうだよ〜、『あずにゃん』」
梓「そのあだ名で言わないで下さい。あなたには言われたくありません」
AYU「くすくす。ところで、私が曽我部さんを使ったのはね、彼女の取り組みも面白かったからだよ」
澪「どういうことだ」
AYU「私の目的は人類を滅亡させて世界を救うこと。でも、人類を滅亡させる以外の方法があれば、そっちをとるよ。……あればね。その中で、人類の人口を減らすのもいいと思ってね。……さて、この世界ももういいかな」
私達はもう一度、目をつぶり、元の部屋に戻りました。
AYU「私はこの任務を成功させて、伝説の英雄、ゆいになる」
梓「……あなたでは無理ですよ」
AYU「言うね。……まあ、いいや。ここで、提案したいことがあるんだ」
AYUは椅子に腰掛けます。
AYU「あなたのお友達の純ちゃんを助けてあげてもいいよ」
梓「えっ……」
AYU「ただし、あなたが決勝戦を辞退したらね。そうしたら、あなたの仲間達も人類滅亡からは救ってあげる」
澪「ちょっと待て。お前は戦いたかったんだろ?梓とゆいと」
AYU「そうだよ〜。でも、梓ちゃんを手にかけたくないからね。エネルギーがなくなれば、用なしだし。あなたと梓ちゃん。それに女の子2
人と純ちゃんにういにゆい。これだけの人間くらいなら、生き残っても、子種を残せないだろうしね」
梓「……」
AYU「さて、私の話は終わりだよ。で、どうする、梓ちゃん」
梓「私は……」
AYU「まあ、ここで出す結論でもないからね。じっくり考えてよ、『あずにゃん』」
梓「2度とそのあだ名を口にしないで下さい。次は容赦しませんよ」
AYU「いい答えが出ることを期待してるよ、あずにゃん」
梓「……失礼します」
私はサッサと、AYUの部屋を出ました。
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