過去ログ - 剣心「零崎を始めるでござる」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/27(水) 22:18:23.12 ID:wkE7dHjKo
「――ふん」
その光景を大男は面白くなさそうに見つめ。
「我は抜刀斎!」
「『神谷活心流』緋村抜刀斎!!」
「人呼んで――」
「『人斬り抜刀斎』!!!」
そう叫び、大男は闇に消えた。
「待て!」
青い少女はそれを止めようとするが。
「待った」
赤に、文字通り後ろ髪を引き止められた。
「痛いわよ馬鹿っ!」
木刀を一発頭に喰らいながらも、赤は青を諭す。
「手負いでの深追いは命取りでござるよ」
死んでいるのだから。
「相手は流儀を名乗っているのだからあせらずとも――」
そこまで言ったところで、青の様子に気付く。
その身体は震えていた、寒いわけではない、怖いわけではない、泣いているわけでもない、喜んでいるわけでもない。
それはたとえるなら「赤」の感情。
怒り。
青は叫んだ。
赤い赤い赤い感情を隠そうともせず。


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