34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 23:22:03.27 ID:ZF01CXpGo
 「成程そうでござったか」 
 「しかし、もう夜回りは止した方がいいでござるよ」 
 「え?」 
 「あの男は――薫殿よりはるかに強い」 
 「なっ!」 
 薫の頭に血が上る。 
 だが、赤の容赦無い言葉は続く。 
 「自他の力量を素直に認めるのも剣客の大事な資質」 
 その言葉は―― 
 「次に闘り合えばどうなるか位自ずとわかろう?」 
 さながら剣のように―― 
 「流儀の維新――いや威信なんて、命を懸ける程重いものではござらんよ」 
 薫の心に突き刺さる。 
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