過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
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157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/08/04(木) 22:37:45.78 ID:4dlCoGwV0
無事に再開を果たした二人。

そして時の魔法少女・暁美ほむらは。


繰り返されたいつかの世界で、まどかと交わした約束を、ついに果たしたことと。

閉じ込められた迷路から解き放たれた自分を、今更ながら自覚していた。


それを思うと、とめどめなく目から涙が溢れてくる。

「ああ……うう…。まどか……。」

ただただ胸に溢れてくる、はちきれそうな想いを、ほむらはうまく言葉にできない。

「……まどか……」

だから、まるで母親に甘える子のように、ただまどかを抱きしめ、この喜びを顕す代わりにほむらは彼女の名前を
呼び続けた。


「まどか……まどかぁ……!」


魂を差し出してまで願った、私の希望、願いは、永遠にも思える時間の旅の末、終わった。
私は、もう迷わなくていい。迷路なんて、もう怖がる必要もない。


「まどかあ……!」

名前を呼び続け、涙を絶え間なく流してまどかを抱きしめ続ける。

まどかもまた、子をあやすように、ほむらの頭を撫でてあげた。

「ありがとう。ほむらちゃん……」

まどかは言った。

「私、ほむらちゃんのおかげで、助かったよ。本当にありがとう。ほむらちゃん。
ごめんね。私のために…こんなに傷だらけになって…」


「ううん。いいの」目に涙いっぱいのほむらが、答えた。「だって……あなたがいるんですもの……まどか」


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