158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/08/04(木) 22:38:59.98 ID:4dlCoGwV0
まどかの顔が、少しだけ赤らんだ。「ほむら、ちゃん……?」
でも、ほむらはそのことに、気づいていない。
ただただ胸にこみ上げ、あふれ出す想いをまどかにぶつけるだけだ。
「まどか…私はあなたさえいればいいの……あなたが好き……大好き……」
「ほ…ほむらちゃん…!?」
予想もしなかった言葉を聞いて、まどかの顔がさらに赤くなる。
恥ずかしいけれど、ほむらにがっしり抱きつかれて逃げることも叶わない。
「そんな…おおげさだよ…」
ほむらの腕に抱きとめられて、しかしまどかはどうしたらいいのか分からない。
「ううん……あなたが好きよ!」
ほむらはまどかを離し、両肩を優しくつかむと、正面からほむらは告げた。「貴女が好きなの…」
まどかの目が行き場に困っている。それでも、ほむらはまっすぐまどかを見つめ続ける。
「だから今日もずっと戦えた……貴女は私にとっての、全てだったから……」
「ええ…えっと……」まどかの顔は、もう沸騰しそうに赤い。「その…」何か言うたびに言葉につっかえる。
「まどか」思考回路がショートしかけているまどかを、ほむらは呼びとめる。「きいて」
「はっ…はいっ!」
なぜか礼儀正しく居直ると、硬直してほむらの言葉を待つまどか。まるで起立して命令を待つ兵隊みたいだ。
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