26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/25(月) 18:00:29.41 ID:f3T3l2o10
ゆま、さやか、杏子の三人に挟まれて連行されるまま、ほむらはデパートのエスカレーターをのぼる。
「前回の世界じゃさぁアンタ、マミさんとや杏子と一緒に織莉子と戦ったんだって?」
さやかがほむらに話しかけてくる。
「アタシも一緒にアンタと戦ったことあるのかなぁ?戦友ってのはさぁいいもんだよねぇ。
ま、あんたみたいな感じ悪い転校生だけは願い下げだけど」
カフェの入り口にまで辿り着く。すると、さやかが、カフェで飲み物を注文するための千円札を
ほむらのスカートのポケットに詰め込んでやった。
「コーヒーでも飲んでリラックスしなよ」
得意げにニヤっと笑ってみせて、さやかが言う。
「まどかの面倒はこの親友さやかちゃんが、しっかり見ててあげるからさ☆」
「ぬへへ……」その横で杏子が怪しげに笑みをこぼした。
「美樹さやか、あなたって面白い子。気に入ったわ」
ほむらが冷たく言い放ち、さやかをうっすらとした細い目で睨みつけると、一言だけ付け加えた。
「殺すのは最後にしてあげる」
さやかの笑みが強張り、一瞬ひきつった。
まだ魔法少女になってからの経験も少ないさやかにとって、紛れもないベテラン魔法少女のほむらに
はっきりと殺すと宣言された瞬間、いいしれぬ恐怖を感じ取ったのだ。
「はやくしろ!」
さやかに生意気な口をきくほむらに、イラっと杏子が言ってほむらを連れ出す。
だが、さやかにとってこの約束も、最期には裏切られる結果となった。
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