28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/25(月) 18:05:33.38 ID:f3T3l2o10
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 さやかは同じデパート内で、公衆電話から事の次第を巴マミに話していた。 
  
 「あっ。マミさん?転校生ならいきました。あと荷物もいっしょです」 
  
 「OKわかったわ。これで私たちにとって最悪の魔女が誕生するのも防げそうね」 
  
 電話の向こうでマミが答える。 
  
 「ふぅ…」電話を終えると、さやかは受話器を置く。 
  
 これで一仕事終えた。なんだか、清々しい気分だな。役に立ったって感じで。 
  
 と、そのさやかの目に、丁度フロアを歩いていたクラスメートの仁美が歩いているのが見えた。 
  
 「おっ、仁美じゃん。今日暇?」 
  
 さやかが仁美に話しかけると。 
  
 「クソして寝な」 
  
 仁美はすぐに去っていった。 
  
 「あどーも」 
  
 さやかは歩き去っていく仁美の背中を見送りつつ、ため息ついて肩を落とした。「どうも最近の仁美はきついなあ」 
  
 その美樹さやかの姿を。 
  
 カフェから脱出したほむらの目が、遠くから捉えていた。 
  
 (美樹さやか……逃がさない…) 
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