過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/25(月) 18:08:46.57 ID:f3T3l2o10
自分の屋敷のガーデンで、美国織莉子は、ティーテーブルで紅茶を愉しんでいた。
テーブルの対面する席にはマミが座り、織莉子と一緒に紅茶の時間を過ごしている。

屋敷の壁際には、椅子に縛り付けられ放置されたまどかが、くやしそうに口を噤んで、
もぞもぞともがいていた。

「帰してよ!放してよ!」拘束と格闘しながら、まどかは怒っていた。「エイミーに餌あげる時間なんだから!」


誰もまどかに受け答えない。

織莉子はまたティーカップに口をつけて紅茶を飲むと、フッと満足そうに笑みを浮かべた。
つい先ほど入った美樹さやかからの連絡内容を聞いていたのだ。


「事は予定通り、運んでいるよう。明日の今ごろ、私は世界の救世主となっているでしょう」

織莉子が語る。

放置され、椅子に縛り付けられた鹿目まどかを、鑑賞でもするかのような目で眺める。

「暁美ほむらも今回は私に協力的。すぐにまた会えるわ。どう?最悪の絶望。嬉しいかしら」


世界を破滅させる魔女も、こうして捕らえてしまえば無力な少女。恐るるに足らないものだ。
監視さえしていれば、あの獣と契約なんていう展開になることもない。

一秒たりとも、まどかの監視を外すつもりはなかった。


するとまどかは、縛り付けられた椅子で涙目ながらも威勢を張って、挑戦的な口調で言い返してきた。

「見てればいいよ!…あなたたちなんてみんなみんな、ほむらちゃんに捻り潰されるんだからね!」

織莉子の顔が少しだけ強張る。

”必ず戻ってくるわよ!…”そういい残して連れられていったほむらの言葉を信じているのだろうが、
無駄な期待だ。

美樹さやかの報告によれば、暁美ほむらは私の命令どおりに動いている様子なのだから。


前回の世界ではほむらに殺された。
だが、今回はそうはいかない。私が勝つ。そして今、圧倒的優位に立っているのだ。




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