過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
1- 20
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/24(日) 16:26:27.71 ID:cCeqzXxK0


その悲劇、凶兆のはじまりは、いつもとは違う時間帯で聞こえてきた、ゴミ収集車の音だ。

ブロロロロ。

鹿目卓に近づいてくるその車の音に、最初に気づいたのは母親の詢子だった。


「……ん?収集車?」

「曜日が変わったのかなあ?」


まどかの父、知久が不思議そうに言うと、慌ててゴミ袋を両手に抱え、収集車がいってしまう前に
急いで家の玄関を出た。


「おーい、待ってくれー!おーい!」


やってきた収集車にむかって、知久が声をだして呼びかけると、収集車がそこで止まった。
ふー。間に合った。知久が安堵の息をついた。


「いったかと思ったよ」


と、知久が収集車の作業員に声をかけると。
作業服に身を包んだ二人が車から降りた。

一人は青髪のショートカットで、もう一人は長い赤髪のポニーテールだった。


おかしいのは、二人ともゴミ収集車の作業員にしては背が小さいし、まるで女の子のようだし、
赤髪のほうに至っては口にポッキーを咥えている。

だが、何よりも異常だったのは、その赤髪の少女の手に一つの短機関銃が取り出されたことだろう。


「とんでもねえ」

赤髪の作業員が口にポッキーを咥えたまま、言った。「アンタを待ってたんだ」短機関銃の銃口が知久に向けられる。



次の瞬間、知久が驚く間もなく、彼の身体は火を噴いた機関銃の銃弾の雨を浴びていた。

「うわああああう!」

全身を貫かれた身体は糸の切れた人形のように崩れ、その倒れた身体に。


ズバババババ!


追い討ちかけるように、赤髪の作業員がもう一度銃弾を死骸に浴びせていた。

死体に穴が増えたところで満足した彼女は、ゴミ収集車に乗り直すと青髪の作業員と共に
その場をあとにした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
186Res/217.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice