過去ログ - 男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」
1- 20
900:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 00:25:50.89 ID:h5iY9XZDO
男「最初、君が幽霊を退治してしまった、と言う所からかな」

男「あまり、蒸し返されたく無いとは思うけど」

ク「大丈夫です、気にしないで下さい」

男「では、まずあれは、今考えると神話の再現だったのだと思う」

ク「神話の再現、ですか」

男「あの幽霊は、犬神様だったと言う話でさ」

男「犬神様を、荒神を君が神話通りに刀で退治した、ということだよ」

ク「刀、私が持っていたのは包丁で、あ、もしかして」

男「そう、再現とは言え不完全な再現だったね」

男「御神刀の代わりに包丁、荒神の代わりに犬神憑きの幽霊」

ク「犬神憑きの、幽霊?」

男「幽霊自体が犬神だったとは考え難いから、神域内にいた幽霊を捕まえて犬神憑きしたのかな、とね」

男「多分、犬神憑きした状態で無いと現れることが出来なかったのだろうな」

ク「力が無かったのでしょうか」

男「自分を構成するルールが不明瞭になってしまっていただろうからね、そこら辺は後で説明するけど、一番の原因は荒神信仰が存在しなかったからかな」

男「幽霊に対して犬神憑きという無理のある状態で、神話というルールに従い、巫女と闘いに来た、のだろうね」

男「闘いの結果まで、神話に記されているのは可哀相だったかもな」

ク「だから、咄嗟に刺してしまったのでしょうか」

男「強制力だろうね、仕方ないと思うよ」

男「そして闘いに敗れたが、再現は不完全だった」

男「故に、犬神として何とか存在を保ってしまった」

男「それが、君の身に現れた、犬神憑きの現象だった」






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/511.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice