過去ログ - 紬「はみんぐばーど」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:41:59.65 ID:PNdIIEYCo
 …確かに、ふけちゃえれば、それは簡単だった。
 でも、それは父の顔に泥を塗る事になる…

 父と母には、今まで多くの我が儘を聞いてもらった。

 念願だった桜高への入学を認めてくれた事もそうだし…合宿場として別荘や楽器を手配してくれた事…。 放課後のお茶会で使うティーカップやティーポット…他にも多くの道具を用意してくれた事…

 そんな、私の多くの望みを聞いてくれた父や母の気持ちを…一時の誘惑で裏切る事なんて、私には出来なかった…

 …だから、これは仕方のない事…
 今の私には、こうした事でしか両親の恩に報いる事が出来ない…

 それが少し悔しく、また、寂しくもあった……。

紬「……………」

 …ぼんやりとそんな事を考えていた時、会場に来てた同年代の女の子たちと目が合った。

 どの子も私と変わらない歳で、3人で集まり、すごく楽しそうにお喋りをしている。


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