193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 23:12:23.59 ID:PNdIIEYCo
庭園を超え、玄関へ着く。
以前はガードマンに止められて誤魔化したけど、もうそんな事をする必要もない。
そして、ギギギ…と言う音を立て、その大きな扉が開け放たれた…。
空調が効き、大理石のタイルが敷き詰められた玄関からは微かにハーブの香りが漂い、改めてウチら庶民の家とは違うんだと言う事を実感させる。
紬父「ようこそ! みなさん、暑い中お疲れ様でした!」
紬母「あなたったら…ようこそ琴吹家へ、お待ちしておりましたわ」
玄関口から私達を出迎えてくれたのは、ムギのおとうさんとお母さんだった。
こうして2人を見ると、ムギがこの家の子供なんだと言う事がよく分かるな。
お父さんはとても風格があり、でもそれは威圧感とは違う…そう、威厳があるって言うのだろう。
そして、その大きく太い眉毛が、目の前の男性がムギの父親なんだと言う事を存分にアピールしていた。
お母さんもそうだ、整った顔立ちにムギそっくりのウェーブがかかった綺麗な金髪と、包み込まれるようにおっとりとした優しい雰囲気が。
こう見ると、ムギはお母さん似なんだと言う事がよく分かる。
『この親にしてこの子あり』って言うのは、まさにこの事を言うんだろうな。
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