202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/26(火) 00:38:10.58 ID:CsR5sUtXo
唯「………………ギー太…」
紬父「おや、平沢さん、いかがなさいましたか?」
唯「…あ、あの、このギター、私のと一緒だなって思ってまして」
紬父「それは、レスポールですか、そう言えば平沢さんが軽音部で使ってるギターも確か…」
唯「…はいっ、これと一緒なんです」
唯「あの、おじさん…」
紬父「…どうかなさいましたか?」
唯「私、最初軽音部に入ってこのギター買ったとき…その、お金が足りなくて、ムギちゃんに値切って貰ったんです」
紬父「…ええ、よく存じております」
唯「…負けて貰った分は、私、大人になってお金を稼ぐようになったら、必ずお返ししますっ!」
唯「だからそれまで、ギー太は大事にしますから、もう少しだけ、待ってて貰っても良いですか?」
紬父「…そんなに気を使って頂かなくとも良いのですよ?」
唯「ううん…やっぱり、そんな事できません」
唯「受けた恩は必ず返さないといけないって思うし、それにギー太にだって悪いから…」
唯「だから、お金が溜まったらちゃんと買って、ギー太を弾くのに相応しいギタリストになりますから、それまで待ってて下さいっ!」
紬父「………ええ、分かりました、その日を、いつまでも待っていますよ」
紬父「…娘は幸せですな…このような心の綺麗な友人に囲まれて、本当に親として鼻が高いですよ…」
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