29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:57:42.87 ID:PNdIIEYCo
紬の部屋
紬「…ふぅ……」
パーティーも終わりを告げた夜中、着替えとシャワーを済ませた私はベッドで横になっていた。
いまいち寝つけないのでテレビを付けてみる…けど、この時間帯のテレビの内容はよく分からない。
よく見るタレントの笑い声を聞き流し、私は今日の事を思い返していた。
…綺麗なドレスやスーツを着た父の知り合い。
執拗に私に絡んだお坊ちゃま。
私が声をかけても余所余所しい態度で話をする女の子。
みんな、悪い人じゃない。 それは分かってる…
ただ、みんなの目から見える『私』は、本当の『私』じゃない。
みんなの中の私は、会社のトップの…由緒ある家系のお嬢様に過ぎない…。
――――みんな…本当の私を…知らない、知ろうとも、してくれない………。
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