過去ログ - 紬「はみんぐばーど」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 18:37:56.93 ID:PNdIIEYCo
 そして私は父に付き添い、来賓への挨拶回りに向かう。


 ―――戦前より音楽界と経済界にその名を広め、今日まで多くの音楽業界の発展に尽力して来た由緒ある家系『琴吹家』。

 その琴吹家の長女であり社長の娘、それが私、琴吹紬。

 学校では同級生に交じって勉学に、そして部活に励む一生徒に過ぎない私も、ここでは『社長令嬢』として、どうしても特別視される。

 そんな立場の私だから、こういった催し物で、娘として父の顔を立てる為に挨拶回りをするのは、いつもの事だった。


声「社長…」

 綺麗なドレスに身を包んだ貴婦人が父に声をかける。

 その容姿からは長く財界に携わり、私の何倍も場馴れした雰囲気が良く伝わって来る。

 凛々しくも気品ある顔立ちからもにじみ出るその貫録…私も同じ女性として憧れを抱く程だった。


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