92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:58:21.77 ID:PNdIIEYCo
でも、私はそうじゃない……むしろ、その人を一目見て嫌悪感すら抱いていた。
なんというか…伝わって来るんだ。
その人の全身から“欲しい物は何でも手に入れてきた”って言う嫌な空気が…。
とても欲深い…不気味な雰囲気が……。
………でも、この人どこかで…あぁ…!
……思い出した、確かこの人、数年前に立ち上げた会社でとても大きな成功を収めた若社長だ…
いつだったか、テレビでこの人を取り上げた特集が組まれていた番組があったけど、この人もここに来ていたのか…
社長「本日は、お誕生日おめでとうございます」
紬「え…ええ、ありがとうございますわ、社長さん」
笑顔を崩さぬよう、私は社長の世辞に答える。
向こうの笑顔も、一見すればとても清らかなものに見えるのかも知れない…けど、その裏にある不気味な匂いが拭いきれない。
…確かに、人は見た目では判断できない。 でも、私には分かった…この人は、あまり良い人じゃない…
…それは直感、こういう場で…腹の底で下らない事を企んでいる人たちから幾度となく声をかけられた私だからこそ思える、直感だった。
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