過去ログ - 勇者「……ハハッ。 ここまでか」
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2011/07/28(木) 22:40:58.09 ID:CCHGmAF/o
男「あの時は話さなかったけど、祈祷師はこうも言っていた」
男「『時々、スイッチが切れたみたいに意識がないことがある』」
男「多分彼は、《闇の因子》を埋め込まれている」
女「《闇の因子》ですか……」
男「魔界から発生している魔の想念に近いもの、とでも言えばいいだろうか」
男「世の中を混沌で満たそうと、知らないうちに暗示がかかるそうだよ」
男「普通は、日曜典礼などで教会に通っていれば、発動せずに形骸化する」
男「ところが、彼は魔族が親代わりだったことで、教会に寄っていない」
男「だから、彼の精神は《闇の因子》の影響を受けやすいといってもいい」
男「今はまだ押さえ込んでいる、《闇の因子》が一人暴走しかかっているかもしれない」
女「……数奇な運命なのですね……どうしますか、彼を？」
男「とりあえず静観かな、情報を集めて一旦王都へ報告しておこう」
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