過去ログ - 岡部「あきらめるな!」 ほむら「これで良いんでしょう!?」
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13: ◆BFXIkEoYTY[sage]
2011/07/28(木) 04:48:30.10 ID:gA+63VU/0
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無機質な壁。それに伝う配管がうねり、流れていく。

すぐに突き当たる。止まる事無く右に曲がり、走り続ける。


岡部「―――はっ…はぁっ……くそっ!」


動悸が激しい。足が重い。呼吸が乱れ、からからに乾いた喉が痛む。

限界だった。足を止め息をつく。俺は、逃げていた。

少し走っただけでこれだ。悔し紛れに動きの鈍い足を殴りつける。

後ろを振り向く。一先ず追手は見当たらない。

近くの壁に体を預け、息を整え目を瞑る。


『アハ ハハハ ハハハハハハハハ』


―――――― 居る。近くまで来ている。

逃げなければ。ここで死ぬわけにはいかない。まだ、俺は何も成し遂げていないのだから。

壁に伝う配管に手をかけ立ち上がる。動かない体に鞭を入れ、駆け出す。


 『アハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハ』


―――――― 声は、近づいて来ている。もう、すぐ、そこまで。

どこまで逃げれば良い。どこまで逃げれば助かる。

わかるわけがない。考えても無駄だ。出来る事はただ、足を動かすことだけだ。


 『アハハハハハハハハハ ハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ』


―――――― 怖い。

地面が抉れ、足を取られて無様に転がる。

―――――― 嫌だ。

壁が砕け、破片が降り注ぐ。

―――――― 死にたくない。

黒い、

―――――― もうやめてくれ。

人の形をした何かが、

―――――― 誰か

腕を振り上げて、

 『アハハハハハハハハハ ハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
  ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハハハハハハ ハハ
  ハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハ ハハハハハハハハ
  ハハハハハハハハハハハハハハハ ハハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ』

―――――――――――― 誰か、助けてくれ。






???「オーキードーキー!!」


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