過去ログ - ソルジャー「クラン始めようと思うんだけど」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/07/27(水) 16:59:07.33 ID:MBCOEXdZ0
銀夏の月 2日 くもり

ソルジャー「今回の仕事はこれにした」

差し出された依頼書の文面は女性らしい丸文字で書かれておりその概要をまとめると昼食を忘れた夫に弁当を届けてほしいというものだ。

シーフ「弁当の配達? 薬草採取と比べてもずいぶんハードル下がったな」

一読した依頼書を青の少女へ返すと少年は率直な感想を述べる。

クランは何でも屋としての側面を持つためこういった依頼も何らおかしくはないがクエストレベルはあからさまに下がっている。

ソルジャー「……正直、ちょっと懲りた」

少女は薬草とりも満足にこなせなかった事を割と気にしている様子だった。故にさらに簡単そうな依頼を受けたらしい。

シーフ(うーあー、へこんでんなあ。こいつ)

数日前、そんなこととは露知らずいつもの調子で茶化してしまったことに今更ながら少年は罪悪感を抱いた。

シーフ「うん……、まあ俺もちょっとからかい過ぎた、ごめん」

ソルジャー「ん、なんか今日のシーフくん素直? いいよ、許したげる」

ソルジャー「あ、そろそろ約束の時間みたい。行こ!」

パブの柱時計に目をやるとパタパタと走り出す。少女はすっかりいつもの調子へ復調していた。


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