過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[saga]
2011/07/27(水) 07:57:10.13 ID:E1NboJAP0
マミ「…っ!?」

少年「金髪縦ロール美少女の知り合いに心当たりはないんですが…」

そこまで聞いて、巴は、理解してしまった。
上条当麻は、頭を噛まれた。その際に魔女の牙が深く突き刺さって…彼の脳は、破壊されたのだと。
自分が噛まれるはずだったのに、それを庇って、彼は、全てを失ったのだと。

マミ「あ…あ、ああ…ごめ、ごめん…ごめんなさい…」ポロ

少年「え、あの…泣かないでください! 何があったのかなんて分からないですけど」

マミ「ごめんなさい…私のせいで…私が、私が…あ、ああ」ポロポロ

少年「…きっと、悪いのは俺なんですから!」

全てを失って、自分が何者なのか、目の前で突然泣き出した女が何者なのか、
何一つ分かっていないのにそれでも自分を慰める少年の姿が、どうしようもなく辛い。
自分のせいで。自分のせいで。
彼は今までの人生全てを失ったというのに。
何故彼との数日を失っただけの自分がこんなに泣く?

マミ「そん、なこと…ない…う、ひぐっ…ごめんなさいぃ…」ポロポロ

少年「うぁ、あの…えーっと…」キョロキョロ

泣いてはいけない。
これ以上、この少年を心配させてはいけない。
頭では分かっているのに、どうしようもなく涙が止まらなくて――




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