過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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83:1[saga]
2011/07/29(金) 21:58:02.08 ID:UzioilOY0
あの夜以来、少年は佐倉杏子とよく会うようになっていた。

少年「杏子師匠!今日も宜しくお願いするであります!」

杏子「おう、今日もボッコボコにしてやんよ、当麻ー」

まあ、会うといっても、少年の修行のためであったが。
『幻想殺し』の力を持ちながらも結局は生身の人間である少年は、
だがそれでも魔法少女である友人の力になりたかったのだ。

少年「はっ!」

杏子「まだまだ! 動きが直線的だぜ!?」

少年「なら、こうだっ!」

杏子「はい残念っ」ボカッ

少年「げふっ」

そこで少年は、佐倉杏子に師事した。
そんなわけで、今日も少年は佐倉との戦闘訓練に励む。

巴マミを、暁美ほむらを、美樹さやかを、少しでも手助けしてやるために。

杏子「よーし、そんじゃ今日は上がりにすっか−。ほら、ポッキー食うかい?」テカテカ

少年「有り難くいただくであります…」ボロッ

少年が去った後、佐倉は日課のゲームセンターへと向かう。
踊ったり撃ったり、彼女の体術はもしかしたらゲームセンターで培われているのかもしれない。

杏子(上条当麻、ねえ…わっかんねー奴)

杏子(ま、悪い奴ではないんだが…致命的な馬鹿だな、ありゃ)ウンウン

杏子(まさか喧嘩してたつもりもないのにさやかと仲直りさせられるとは思わなかったぜ…)

杏子(さやかもなんやかんやで、馬鹿なだけであって普通に良い奴だったな)

杏子(余程のことがない限り呪いまき散らしたりしねえだろーよ)

杏子「…ま、悪い奴じゃないんだよ、悪い奴じゃな。二人とも」ルンルン

彼女は少し、ご機嫌だった。


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