過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/11/15(火) 21:19:22.74 ID:5jRnXRcl0
ほむら「……」
土御門「暁美ほむら……生きてるかにゃー?」
ほむら「……」
土御門「……死んだか。全く、嫌になるぜい」
ほむら「……勝手に殺さないで頂戴。流石にちょっとやられすぎたから、回復に集中していただけよ」
土御門「……ったく、どうするよあの化物。俺らがあんだけ頑張っても、時間停止のリミットは2分以上残ってやがる」
ほむら「銃撃も砲撃も当たらないし……どうしたものかしら」
土御門「あと悪い知らせだが、もう時間遅延の魔術は出来ん。二秒で色々やりくりしてくれ」
ほむら「無理よ」
結界最奥、魔女の間で。
暁美ほむらと土御門元春の二人は、自分達が壁に突っ込んでできたクレーターの中に埋もれている。
光弾を防ぎきれずにまともに喰らった結果、こうなった。
時計の魔女の時間停止を前に二人が出来ることなど何もなかった。
時計の魔女の時間停止を前に二人で出来ることなど何もなかった。
暁美の手にはもうグリーフシードは残っていなかったし、
土御門も、自前の折り紙をほぼ使い果たしていた。
土御門「どうするよこれ……あいつらがここまで来たときに俺達死んでましたじゃ話にならんぜい」
ほむら「ええ……まどかを悲しませることだけは決してあってはならない……何とかしないと」
痛覚を消し飛ばし、ぼろぼろの身体に鞭を打って駆動させ、二人とも気力だけでなんとか身体を持ち上げるが、
持ち上げた後、どうするかの展望はない。ただ、もう一度吹き飛ばされるために立ち上がっているようなものだ。
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