過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:18:03.33 ID:A1e8z63Fo

――ドアが閉まったのを見計らってから、ステイルは先程から逡巡している様子のマミに鋭い眼差しを向けた。

ステイル「彼女は気を利かせて言わなかったが、僕はそこまでお人好しでもなければ無責任でもない。
       しかし言えば君は傷つくだろう。無論、君がそれを望まなければ僕は何も言わない。
       だが僕個人は、現実と戦うべきだと考えている。それでも良ければ、彼女の言葉を補足しても良いかい?」

マミ「ソウルジェムが黒く染まったら、私が死ぬこととか?」

 何の躊躇いもなく言ってのけるマミの顔を、ステイルは注意深く観察した。
 そこに恐れはない。現実をあるがままに受け入れ、戦い、打ち勝った物の表情だ。

ステイル「気付いて、いたのかい」

マミ「こう見えても魔法少女歴ウン年のベテランなのよ? それくらいは気付くわ
   ……なんてね。気付いたのは、今朝になってからよ。二度死に掛けて、やっと気がつけたの。笑えちゃうよね?」

ステイル「……そうか」

マミ「言っておくけど、後悔はしてないわ。だって私には、鹿目さんや美樹さん、ステイル君
   それにちょっと意地悪でデリカシーの欠けた私の大事な友達……キュゥべぇがいるんだもの」

ステイル「強いね」

マミ「そうかしら? これでも結構怖いのよ」
   ソウルジェムは、なにもしなくても穢れが溜まっていくから」

ステイル「なんだって!?」

 驚愕もあらわに声を張り上げ、相手が怪我人だということを思い出してばつが悪そうな表情を浮かべる。
 そんなステイルを見て、微笑みながらもマミは己の口に指を当てた。しーっ、である。
 それからソウルジェムを手に取り、玩びながら口を開く。



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