過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 22:23:55.55 ID:A1e8z63Fo

神裂「やはり不自然すぎます。いくら彼女が陰謀屋だとはいえ……」

神裂「鹿目まどかが『私たちに猛威を振るう存在であるかどうか判断し、処分するかしないか決めろ』などと……」

ステイル「……あまり考えたくはないね」

 しかし。
 考えられなくはない。
 たとえ“あの男”に、自身の根幹たる幻想をぶち壊されようと、彼女は揺らがない。

 イギリス清教の利益にならない場合は、狩れ。あの女狐らしい考え方だ。
 だが確かに不自然でもある。単なる一般人の鹿目まどかが、なぜ猛威を振るう存在に当たるのか。
 少なくともステイルには、彼女が万民に害を齎すようには見えない。

神裂「とりあえずそちらはあなたに任せることにします。彼女の真意を探るのは容易なことではありませんしね」

ステイル「ん、そうだね……他には誰が来ているんだい?」

神裂「天草式の皆と、アニェーゼ傘下のシスターが30人です。アニェーゼは……独断で魔法少女と接触しています」

ステイル「はぁ?」

神裂「こちらの方は私が何とかしますのでお気になさらず
.     えー後……魔女文字の解読のためにシェリーやオルソラも合流する予定になっています」

ステイル「……清教派の人員がずいぶんと割かれているが平気なのかい?」

神裂「今のところ“魔道書回収”は“あの子”と“あの少年”が奮闘していますし、当面の間は敵らしい敵もいませんので」

ステイル「……今こうしてここで寛いでいる僕が言えた義理ではないけどね
       彼らに頼りすぎるなよ。彼らは、本来ならば光のある世界で生きるべきなんだから」

 言われるまでもありません、とだけ言うと、神裂はわざわざ窓から身を投げ出して去っていった。
 冷めた目で見送りながら懐を探って、タバコを切らしていたことを思い出し舌打ちする。
 それからはぁーっとため息をつき、さっさと寝ることにした。



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