過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
1- 20
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/29(金) 12:46:09.34 ID:dSAMDAYMo

――その日の夜。
 皆と別れ、一人で帰宅しようとしていたまどかは詩筑仁美と顔を合わせた。
 先程のこともあってかいつもより元気なまどかは笑顔を浮かべて手を振り、

まどか「――え?」

 彼女の首筋にある妙な痣――魔女の口付けと呼ばれている――に気がついた。

まどか「ひ、仁美ちゃん!? お稽古ごとは、あのそれよりも……仁美ちゃん?」

仁美「……あぁらぁ、鹿目さん。ごきげんよう」

 目の焦点が合っていない。声も若干上ずっていて、それがよりいっそうまどかを不安に駆り立てる。

まどか「仁美ちゃん、どこ行こうとしてるた!?」

仁美「どこってそれは、ここよりもずっといいぃ、一段高い界ですわぁ。そぉだ、鹿目さんもご一緒にどうですかあ?」

まどか(か、界? 良く分からないけど、みんなを呼んだほうが良いのかな?)

 慌てて携帯電話を取り出し、ついさっき番号を交換したばかりのステイルに電話をかける。
 そうしている間にも、仁美はどこからか現れた同年代と思しき短髪の少女(時々頭の辺りが青く発光する)と共に、
 意気揚々とどこかへ突き進んでいく。
 仕方なく二人の後に続いていると、数回のコール音の後に電話が繋がった。

まどか「もっもしもし、ステイル君! わたし、まどかです!」

 電話に耳を傾けると、ノイズ混じりのステイルの声が聴こえてきた。

ステイル『ああ、どうし――い? なに――もあっ――』

 否、ステイルの声混じりのノイズだ。ノイズの音が大きすぎて、まどかは少しだけ顔を顰めた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/798.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice