過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/01(月) 14:10:47.35 ID:LZnhEvI0o

オルソラ「食らってきた方々の記憶などが文字という形になって、結界に影響しているのではないのでございましょうか?」

シェリー「各結界ごとにエピソードはいくらでもあるが、文体や内容は結界毎で違うんだよ
..     それに……いやまてよ? 魔女がなんであるのかはともあれ、その元が……ッ!?」

 雷に打たれたかのようにシェリーが揺れ動いた。
 そして言葉を忘れてしまったかのごとく口をパクパクとさせ、目を揺り動かす。
 そんなシェリーの様子を不審がったオルソラが声をかけようとするが、それよりも早くシェリーが動いた。
 テーブルの上に散らばっているとある遺跡の資料に片っ端から目を通し、次いで魔女文字によって構成された文章と見比べる。

シェリー「これも……これもだ! どいつもこいつも、急速に発達したはずの文明はすぐに衰えて滅んでやがる!
..     共通して出てくるのが不自然な争いや騒乱、暗殺、神隠し……! そして現地に残された魔女文字……!」

オルソラ「魔女と戦い、魔法少女が破れた結果だと仰っていたではございませんか」

シェリー「それもある! あるかもしれないが……それだけじゃないとしたら?」

オルソラ「どういうことでございましょうか?」

シェリー「ジャンヌダルクが魔法少女だったと仮定した場合の情報を引きずりすぎたのよ、私達は!
..     ダルクは背信者として処刑され、灰になって流された。だから魔法少女は死ぬ、その考えが誤りだとしたら?」

オルソラ「ジャンヌダルクが魔法少女であったというのは『特別な声』から推測されたものでございますが……
       仮にそれが誤りであるとしたら、ジャンヌダルクは本当は死んでなどいないということでございましょうか?」

シェリー「逆よ。ダルクは死の間際、神なる者に全てを委ねた。“絶望”しなかった。“希望”を抱いていた。だから“死んだ”」

シェリー「死んでもソウルジェムが“穢れなかった”んだ。それが珍しい事例なのよ。本来なら違う形になるはずだったの」

シェリー「これまでの点と点とを結び合わせてみやがれ。それだけでこのクソッタレた話の全体像がはっきりとしてくるぞ」



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