過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/10(水) 00:27:20.77 ID:NTjPkDQHo

まどか「でも本当に良かった。昨日のさやかちゃん、なんだか別人みたいだったから」

さやか「……そうかな」

 まどかの言葉を聞きながら、あたしは昨日のことを思い出そうと必死に首を捻った。
 覚えてはいるけど、どこか記憶があやふやなのだ。五和さんの回復魔術で悪い夢として処理されたのかもしれない。

まどか「うん、そうだよ。それに……あんな戦い方ってないよ。痛くないなんて……嘘だよ」

 あんな戦い方……昨日の魔女との戦いのことだろう。
 たしかあたしは、痛覚を魔法でシャットダウンしてむりやり突っ込んだんだ。だから痛みは、無かったと思う。

さやか「いやーほら、ああでもしないと勝てないのよ。あたしって才能ないし? あははー凡人は辛いね!」

まどか「でも! あんなやり方で戦ってたら、勝てたとしてもさやかちゃんのためにならないよ!」

さやか「……あたしのためって、なんなのかな?」

 言いながら、ソウルジェムを手のひらの上で転がす。

さやか「こんなんにされちゃった後でいまさらあたしのためって言われてもさ……もう死んでるわけだし?」

 感情を殺した声で、あたしは投げやりに言った。

まどか「そんなっ!」

さやか「あたしはただ魔女を“狩る”だけの“物”なんだよ。そんなあたしのために誰が何をしてくれるって言うの?」

まどか「でもわたしは……さやかちゃんのために、どうすれば幸せになれるのかを……」

 まどかが目に涙を溜めている。
 それをあたしは無表情で見つめ、淡々と――



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