過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/10(水) 00:28:56.09 ID:NTjPkDQHo

さやか「あっはははは! ごめんごめん、冗談だって! だから泣かないでよ、ね?」

まどか「え?」

 まどかが涙をこぼしながら目を真ん丸くした。可愛いやつめ。
 本当ならもう一芝居くらい打ちたかったけど、こんなまどかの顔を見てたら罪悪感で心が押し潰されるって。

さやか「だから、冗談。もうあんな戦い方しないし、心配かけたりしないって」

まどか「ぐすっ……本当に?」

さやか「もっちろん! だってさ、ほら」

 鞄の中から携帯を取り出すと、まどかに待ち受け画面を見せた。
 まどかが不思議そうな表情でそれを見つめている。
 待ち受け画面に映っているのは、あたしとまどか、それから仁美と先生がグラウンドでピースしてる姿だ。
 去年の秋、体育祭の時に撮影されたものをデータにしてもらった物だった。

さやか「あたしには、あたしのためを思ってくれるまどかや……恭介は奪られちゃったけど、仁美みたいな友達がいるんだよ?」

さやか「それを考えたら、いやいや……あたしのために誰が何をしてくれる? なんて言えないでしょ?」

まどか「さやかちゃん……!」

さやか「そーれーにー……ってちょいストップ!」

 いまにも抱きついてきそうなまどかを抑えつつ、あたしは何度か携帯をパカパカと開閉させた。
 待ち受け画面が切り替わったのを見てから、ふたたびまどかに見せる。
 今度は驚いた顔で、まどかが待ち受けとあたしをじろじろと見比べた。

まどか「これって……」

さやか「ふふっ、驚いた?」



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