過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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681:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/20(土) 01:02:44.81 ID:XvasY7+uo

 何が起こったのかを理解するのに、ほむらは少し時間を要した。
 ゆっくりと、わずかながらに痺れの残る自分の手のひらをまじまじと見つめる。
 そのあとで、ほむらは少し赤くなったさやかの頬に目を向けた。
 そしてふたたび、手のひらに視線を戻す。

ほむら(……)

 叩いたのだ。
 自分が。
 さやかのことを。

ほむら(……何をしてるのかしら)

 自分の取った行動に戸惑いつつ、自分と同じように驚き、不思議めいた表情をしているさやかに向き直った。

ほむら「その、ごめんなさい」

さやか「……もういいよ。世話になったし、出てく」

ほむら「まだ話は」

さやか「終わったよ」

 有無を言わせぬその迫力に、ほむらが立ち止まる。

さやか「ああ、それともあれか。見返りが欲しいんだ?」

ほむら「え?」

さやか「ほら、あげるよ」

 そう言って、さやかは右手を振った。
 彼女の手中にあった何かが空気を切り裂き、ほむらの手元にあった湯のみの中に飛び込む。
 それはグリーフシードだった。リボンの魔女の……“巴マミ”の遺した物だ。

ほむら「待ちなさい。グリーフシードを使わなければどうなるか分かってるでしょう?」

さやか「……願い事が、消えちゃうんだったね」



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