過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/20(土) 01:05:09.38 ID:XvasY7+uo

 電話の後、すぐさまどたどた駆けつけてきた天草式から遅れること十数分。
 汗を吸って二倍くらい重たくなっていそうな神父服を引きずるように腰を落としながら、ステイルはほむらの目の前に現れた。

ほむら「……たまには運動したら?」

ステイル「ひぃ……はぁ……お、気遣い……ありがとう……」

ステイル「だがこれは……はぁ……ちゃんとした理由が……」

ほむら「呼吸をするか喋るかはっきりしなさい……ほら、これを」

 なにやら小刻みに震えだしたステイルに向かって、少し緑茶の茶葉が付着したままのグリーフシードを投げつける。
 彼は震えたままそれを受け取ると、やおら神妙そうな顔になって、

ステイル「……あの反吐の出る魔女の遺産か」

 と呟いた。

ほむら「彼女の遺した物よ。私には必要のない物だから、あなたがさやかに渡しなさい」

ステイル「いくら魔女と呼ぶからって、あれが性別的に女性に当てはまるとはとても……」

 そこでステイルは言葉を区切った。
 彼の話を聞いていたほむらが、怪訝そうな表情でいることに気がついたからだろう。
 一方ステイルに怪しまれていたほむらは、一人納得した様子で髪をかきあげた。
 巴マミの成れの果てであるリボンの魔女を殺したステイルに、彼の同僚が真実を告げるかどうかなど考えるまでもない。

ほむら(危うくまた地雷を踏むところだったわね……)

 しかし彼女は、ステイルが続けた言葉を聞いてすぐに考え直す羽目になる。



ステイル「……魔女が女性だと決め付ける、判断するに足る証拠があるとすれば話は違うわけだ」



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