過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/27(土) 04:03:07.21 ID:MvUQlNx5o

杏子「この紅茶うめー!」

ステイル「それはどうも……さて、話を戻すが。ジェムが穢れていると魔法少女は不安定になったりするのかい?」

杏子「んーズズズッ……っとね。不安に思う奴はいても情緒不安定になるやつはいねーんじゃない?」

ステイル「そうか。確かに、巴マミは安定していたけどね……」

 彼女の姿を思い浮かべて、ステイルは感慨深げに目を細めた。
 無意識の内に彼女の形見であるグリーフシードを指でなぞっていると、

杏子「アイツはイイヤツだったしな。才能もあったし、覚悟はあれだけど。あと寂しがり屋でさ」

ステイル「……知り合いだったのかい?」

杏子「昔ちょっとな。魔女に殺されたって聞いて驚いたけどさ、最初に思ったことがこれまたおかしくてさ」

杏子「最期まであいつは、誰かのために行動してたんだろうな。あの善人め……って感じでね。へへっ」

ステイル「……確かに、そうだろうね」

 珍しく神妙そうに言う杏子の横顔を見ながら、ステイルは物思いに耽る。
 巴マミが最期に何を思い、何をしていたのかはステイルには分からない。
 もしかしたらジェムが限界を超えて魔女に至ったのかもしれないし、何か嫌なことがあって絶望したのかもしれない。
 いずれにせよ、杏子には彼女が魔女へと至ったことは伏せておこう。

アニェーゼ「……絶望が溜まってるんじゃないとしたら?」

 ぽつりと、アニェーゼが呟いた。

アニェーゼ「絶望することによって、何かが『溜まる』仕組みだとしたら、どうなんです?」

ステイル「……キュゥべぇはいけ好かないが、基本的に嘘は吐かないと思うよ。なによりメリットが無い」

アニェーゼ「だからですよ。キュゥべぇ達ですら理解しきれない物があるとしたら、話は変わるんじゃねーですか?」


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