過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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822:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/28(日) 01:15:22.09 ID:Opl+aDL4o

 何気なく上の方に目を向けると、やはり天井がある。だが奥の方が少し湾曲していた。
 床があった場所の下にあった部分だ。どうやらこのホールは丸みを帯びた作りになっているようだった。

ステイル「イノケンティウスは……無理か。となると残ったカードで攻めるしか……」

ほむら「それでダメなら、諦めるしかないわね」

 まどか達を横たわらせながら、息も絶え絶えにしてほむらが言った。
 もう彼女達を守る術はない。後が無いのだ。次の行動を失敗すれば……
 その時、背後で何かが動く気配がした。
 ステイルとほむらが同時に振り返り、そして驚愕する。

まどか「……だめだよ」

 意識を回復して起き上がったのであろうまどかが、ショルダーバッグの中から這い出てきた白い生き物――
 キュゥべぇを抱きかかえて言った。

QB「きゅっぷい……いやぁ、窮屈だったよ」

ほむら「まどか! どうしてそいつを連れてきたの!?」

まどか「……わたしが願えば、さやかちゃんを助けることが出来るって」

ほむら「そんなのでまかせよ、無理に決まってる!」

QB「可能だよ。彼女に秘められた素質は本物だからね。ありとあらゆる条理だって覆せるはずさ」

ほむら「お前は……!」

 動揺するほむらを尻目に、ステイルは魔女の様子を窺った。
 魔女は落下してバラバラになった使い魔たちが演奏しなくなったことで悲しんでいるのか、ぴたりと止まったままだ。



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