過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/08/30(火) 02:07:30.94 ID:lyXJ21Kvo
玄関を出たステイルは、すぐそばで少女と共に佇んでいた少年を見た。
彼は着ていた上着を少女に羽織らせて、シャツ一枚しか着ていなかった。
今日の夜は珍しく冷えている。薄い修道服だけでは彼女には少し寒かったのかもしれない。
ステイル「待たせたね」
ステイルの姿を認めると、少年は軽く伸びをしてから同じように右手を挙げた。
「ん、気にするほどじゃねーよ。さやかって子は大丈夫なのか?」
ステイル「ああ、心配要らないみたいだね……しかしまぁ余計なことを。最大主教の入れ知恵か?」
「そんなとこ。お前らを助けるために結界の天井から中枢に繋がる場所まで穴を開けてくれってさ」
ステイル「グレゴリオの聖歌隊の進入口作りか……」
あの結界が穴を開けた程度で外界と繋がるのかは怪しいものだが、実際そうなったのだからそうなのだろう。
無茶苦茶だが、彼にしか出来ない芸当ではある。
苦笑を浮かべつつ、ステイルは隣に立つ少女に目を向けた。
ステイル「恭介に治癒魔術をかけたのは君かい? まさか彼の左手にまで干渉するとはね」
「完治させるにはもっと時間が必要かも。精神汚染の方もあるからこれ以上は危ないんだよ」
「ホントはもっと早く辿り着くつもりだったんだけどさ……悪かったな、ステイル」
ステイル「いや……ところで君たちはこれからどうするんだい?」
「んー、予定通りならこのまま帰るつもりだったんだけどな」
ふと真顔になって、少年はステイルを見上げた。
「まだなんか問題があるんだろ? 俺たちに出来ることなら手伝うぞ」
ステイル(……最大主教は深い事情は説明していない、ということか)
その意味を内心で吟味する。
最大主教が彼らを危険なことに巻き込みたくない、などという善良的な考えを持つはずが無い。
ということは、彼らがいたら困るのではないか? ここは彼らを頼るべきか?
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