過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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910:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/01(木) 14:16:10.73 ID:KahVM0gIo

ステイル「具体的には?」

神裂「清教派の戦力を手元に集中させるつもりのようです。あと魔法少女関連の研究全てに最大主教命令でストップが」

ステイル「魔女を元に戻す確証は得られたのにストップ……? まだなにか欲しい情報でもあるというのかい?」

神裂「分かりません。既に騎士派が動き、彼女の陰謀を暴こうとしているようですが……」

 恐らく無駄だろう。口には出さないものの、神裂もそう思っているはずだ。
 現在のイギリス清教に、かつてのような三派閥は存在しない。するにしても、形骸化されてしまっているのだ。
 それどころか、清教派自体が彼女無しでは成り立たないとまで言われている。
 実質、彼女一人が魔術サイドの全てを握っているに等しい。

ステイル「……最大主教が相手では、こちらもやりにくくなるね」

神裂「彼女の意図が掴めないのが怖いですね。既にイギリス清教は三大宗派の頂点に立っているというのに」

ステイル「あの女狐の考えを探ろうなんて考えるだけ無駄だよ、それよりも対策を練ったほうが良い」

神裂「……そうですね。水面下ではまだソウルジェムや契約を解除するの研究は続けられていますし……」

 神裂の言葉に、ステイルは敏感に反応した。
 水面下での行動を、あの最大主教がみすみす見逃すことなどありえるのだろうか。
 むしろこれはわざと圧力を掛ける事で、あえて反抗的な行動を取らせているのではないだろうか。
 とすれば狙いは反乱分子の排除か。しかしただでさえ人手不足のこのご時勢にそれは妙だ。
 そこでステイルはかぶりを振った。
 自分でも言ったように、彼女の考えを探るのは不可能に近い。それよりもまずは――
 バン! と玄関の扉が開け放たれたせいで、思考はそこで途切れてしまった

杏子「腹減ったー、晩ゴハンまだー?」

神裂「この話はまた後で……はい、出来てますよー!」

ステイル「……やれやれ」

 ステイルはビーフジャーキーを齧りながら、右半身を影に覆われた月を窓越しに見上げた。



 ワルプルギスの夜襲来まで、あと六日。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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