過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 00:49:19.20 ID:A1e8z63Fo

――夕方の病室

さやか(……よし、行くぞ!)

さやか「やっほー、恭介!」

恭介「ん……やぁ! また来てくれたのかい?」

さやか「う、うん。あ、それから……はいこれ」ササッ

恭介「これは……わぁ!」

さやか「ど、どうかな?」

恭介「いつも本当にありがとう。さやかはレアなCDを見つける天才だね」ニコッ

さやか「あ、あははっ、そんなぁ運が良いだけだよ、きっと」

 嬉々と話す上条恭介の顔を見て、しかしさやかの心は晴れないままでいた。
 幼い頃からいつも一緒にいたのだ。彼の笑顔が偽りでないことは百も承知している。
 しているが……
 だからこそ、包帯が巻かれた左手がさやかの目には痛々しく映ってしまう。

 恭介と肩を寄せ合ってCDを聴きながら、なんとはなしに恭介の顔を覗き見た。
 そして彼女は気付いた。彼の頬を流れる雫に。
 頭の中を、キュウべぇの言葉が過ぎる。

 魂を捧げるに足る願いが、それに至る祈りが、彼女の中に生まれつつあった。



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