過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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932:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/04(日) 04:14:59.64 ID:TlrnBPj2o

 ステイルには、自身の想いを寄せた少女がいた。
 その想いは恋愛感情であると同時に妹に向けるような親愛感情でもあり、許しを請うそれにも似ていた。
 その少女は、一年間しか記憶を維持することが出来なかった。
 記憶を消さなければ彼女は死ぬ。そして彼女は記憶を消されることを拒み、彼は彼女の記憶を消した。
 やがて少女はとある少年に救われて幸せになりましたとさ、と付け加えると、ステイルはほむらの顔を真正面から見た。

ステイル「以前君は言っていたね。好きな相手に忘れられてしまうよりかはマシだ、と」

ステイル「そして巴マミが魔女になったとき、君はこうも言った……もう、嫌だと」

ステイル「以前にも似たような場面を目にしたことがあるかもしれないが、それでは辻褄が合わない。決め手は時間の魔法さ」

ほむら「……」

ステイル「ほむら。君はこの世界の人間じゃない。正確には、この時間の人間じゃない」

 ほむらは否定も肯定もしなかった。

ほむら「……そうだったとして、どうするつもり?」

ステイル「どうもしないよ。どうやら君と僕が会うのは今回の世界が初めてのようだしね」

ほむら「……」

ステイル「別に誘導尋問じゃないから安心するといい。転校初日の君が向けてきた警戒心から察しただけさ」

ほむら「……もう隠す必要はなさそうね」

ほむら「そうよ。私はこの時間の人間じゃないわ。手に負えなくなった世界を見限り、時間軸を越えて来たわ」

 予想していたこととはいえステイルは少なからず衝撃を受けた。
 時間を越えていた事実に、ではない。
 こんな少女が抱えていた負の塊の大きさに、である。

ほむら「私はもう後悔しない。たとえどれだけの犠牲を払おうとも、私は目的を果たすために何度でも繰り返す」

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