過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 00:53:15.88 ID:A1e8z63Fo

 その後、家の方向の違いからステイルはマミに同行する形でまどか達と別れた。
 先ほどから沈黙を保ったままのマミに、自分が贈れる言葉を模索してみるが思い浮かばない。
 そのまま1,2分ほど歩いていると、ふとマミは短いため息を吐いてから微笑を浮かべた。

マミ「ごめんなさい、なんだか空気重たくしちゃって」

ステイル「謝る事はないさ。むしろ僕としてはこれくらい静かな方が心安らぐよ、冗談抜きでね」

マミ「ふふっ」

 年相応とまではいかなくとも、それなりに無邪気な笑顔を浮かべる彼女を見て肩をすくめる。

マミ「……さっき美樹さんに言いかけたこと、代わりに聞いてもらえるかしら?」

ステイル「万が一魔女との戦いで死に瀕したとき、救った相手を恨まない自信はあるのか……かい?」

マミ「あら……乙女の言葉を先取りしちゃうだなんて、あんまり感心できないわよ?」 クスッ

ステイル「それは失礼。だが彼女だって最低限のことくらいは分かっているはずだよ
       誰かの幸せを祈ったからって、誰かを恨むほど落ちぶれちゃいないさ……付き合いは短いけどね」

マミ「そうかしら?」

ステイル「ああ、そこだけは保証するよ。女王陛下に誓ってもいいさ」

マミ「そう。それじゃあ信用せざるをえないわね」

 未来の後輩候補だもんね、と彼女は笑った。



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