過去ログ - 吹寄「この変態ストーカーが……!」
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30: ◆ObanGQEW7M[saga]
2011/08/01(月) 22:08:59.87 ID:4k1I1UyAO



「……まあ、良いわ。 さっきのことってあたしがかなりいけない訳だし」

「……そんなことは、な、いんちゃう」

「ねえ、青髪」

「はい」

「貴様、大根は好き?」

沈黙。
しばし待たれよ。

「……むっちゃ好きです」

「夕ご飯の用意はしてある?」

首を振った。
僕はパン屋に居候中の身だけど、店長ご夫妻は今日は用事でいらっしゃらない……はず。


「じゃあ、青髪さえ良ければだけど……ここで夕飯食べてかない?」

「――え、有り難いけど良いん?」

フラグ……じゃねーな。
万が一立ててたとしても、この状況からするに恋愛とかじゃないあっちの方だ。

「実家から大根を沢山送られちゃって、消費に困ってるのよ。
それに今日は姫神さんとお鍋の予定だったけど、風邪ひいちゃったらしくて」

姫神さん……ありがとう、それとお大事に!

「じゃあ、いただこかな。
吹寄さんの作る鍋なんてクラスの奴らには話せんけど」

「それじゃあ、ちょっとそこで待ってて」


そうして彼女は台所へ消えていく。
……んだけど、毒ガスや包丁で倒れないか心配だ。
邪魔だとは分かっていても、その場を立って僕も台所で作業することにした。


どうか死ぬな、と全身全霊で祈るのだけれど、誰に対してしているのかは全く持って不明である。


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